はじめに
冬になると、ベランダで育てている植物が急に弱ってしまうことはありませんか?
私の家のベランダは “朝〜昼過ぎまで日が入り、その後は日陰になる” 半屋外タイプ。
屋根はあるものの横風で雨が少し入ることもあり、冬は気温がぐっと下がります。
こうした「光は入るけど冷えやすい」環境では、
植物の冬越しが難しく感じることがあります。
そこで今回は、初心者でもできる冬の寒さ対策 を、
私の実体験を交えてわかりやすく紹介します。
1. 冬に植物が弱る原因
① 低温
多くの植物は5〜10℃以下で弱り始めます。
ベランダは室内よりも外気の影響を受けやすく、冷え込みやすいのが特徴です。
② 乾燥
冬は湿度が20〜30%台まで下がり、土も葉も乾燥しやすくなります。
③ 風
横から風が入るベランダは、体感温度がさらに下がり、植物に大きなストレスが発生します。
④ 日照不足
冬は日照時間が短くなり、太陽の角度も低くなるため、光が届きにくくなります。
2. 初心者でもできる冬の寒さ対策5つ
① 鉢を床に直置きしない(断熱対策)
ベランダの床は冬は想像以上に冷えます。
床からの冷気で鉢全体が冷え、根がダメージを受けやすいです。
✔ 有効なアイテム
- すのこ
- 鉢スタンド
- ブロック
- 断熱マット(100円ショップでもOK)
たった数センチ離すだけで、根の冷えを大きく防げます。
② 壁側に寄せて風を避ける
横からの冷たい風は大敵です。
✔ ポイント
- 風の当たりにくい“建物側の壁” に寄せる
- 風の通り道(ベランダ奥〜手前)を避ける
- できれば鉢の配置を冬用に組み替える
これだけで体感温度が2〜3℃変わることがあります。
③ 不織布カバー・簡易ビニールで保温する
不織布カバーは、冬の植物保護では定番のアイテム。
軽い・安い・通気性が良いので、初心者でも扱いやすいです。
✔ 効果
- 冷気・風をカット
- 保温・保湿ができる
- 日光は適度に通す
さらに強力な方法が、簡易ビニール(ミニ温室・ビニールハウス) です。
✔ ミニビニールハウスのメリット
- 内部温度が安定する
- 朝〜昼の光を効率よく取り込める
- 風を防げる
- 湿度が一定になりやすい
冬越しが不安な方ほど、導入すると「世界が変わる」レベルで違いを感じられます。
④ 朝に光が入る位置を最優先する
植物は「朝の光」で光合成のスイッチが入るため、
日照時間の短い冬こそ、午前中の光が非常に大切です。
⑤ 水やりは控えめにする
冬は植物が休眠するため、吸水スピードが落ちます。
✔ 水やりの基本
- 土がしっかり乾いてから 与える
- 晴れた日中の暖かい時間帯に あげる
- 夜間の冷え込み × 湿った土 → 根腐れリスク大
観葉植物は特に、水を控えたほうが元気に冬を越します。
3. 私の冬越し実体験
以前は小さな鉢を寝室の高窓に避難させていましたが、
家族からの反対もあり「どうにかベランダで越したい」と考えた結果、
簡易ビニールハウスを導入しました。
ラクマでポイントを使い 2,000円で購入 したのですが、
これが想像以上に優秀で、
- 朝の光 → 十分届く
- 風 → しっかり防げる
- 湿度 → 安定
- ガーベラの花付き → 目に見えて改善
と、植物たちの表情がガラッと変わりました。
ベランダで冬越しに挑む方には、自信を持っておすすめできるアイテムです。
4. 冬に強い植物・弱い植物
◎ 比較的強い
- ガーベラ
- アロマティカス
- アイビー
- パキラ(5℃以上で管理)
- サンスベリア(乾燥気味でOK)
△ 寒さに弱い
- モンステラ(10℃以下は危険)
- オジギソウ(外は厳しい)
- 多肉の一部
5. まとめ|冬越しは「光・風よけ・保温」の3つでOK!
✔ 冬越しの基本
- 冷たい地面から鉢を離す
- 風をしっかり避ける
- 不織布 or ミニビニールで保温する
この3つを押さえるだけで、
冬のベランダでも植物はちゃんと生き残れます。
今年の冬も一緒に、植物たちを元気に春へつなげましょう。



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